静かな箱庭
日本の街に包まれて、心ほどける時間
札幌、東京、京都、大阪、福岡、那覇。
六つの街が、手のひらの箱庭になりました。
眠る前に。仕事のかたわらに。何もしたくない夜に。
操作はいりません。ただ置いて、眺めているだけのアプリです。
■ 時計は、止められます
時間はふだん、実際の四百八十倍で流れます。朝の光が街を渡り、
昼の雲が湧き、夕焼けが街を染め、星が出て、また夜が明ける。
けれど、
静かな箱庭
日本の街に包まれて、心ほどける時間
札幌、東京、京都、大阪、福岡、那覇。
六つの街が、手のひらの箱庭になりました。
眠る前に。仕事のかたわらに。何もしたくない夜に。
操作はいりません。ただ置いて、眺めているだけのアプリです。
■ 時計は、止められます
時間はふだん、実際の四百八十倍で流れます。朝の光が街を渡り、
昼の雲が湧き、夕焼けが街を染め、星が出て、また夜が明ける。
けれど、好きな刻で手を止めることもできます。
夜のまま、雨のまま、その景色のなかにいてください。
■ おやすみ
眠りに落ちるまでの長さを、この箱庭の中の日数で選べます。
五日で十五分、二十日で一時間。一日は実時間の三分なので、
「十五分で」と決めても「五日ぶんの空を見て」と決めても、同じ札から選べます。
終わりぎわは、音が三十秒かけて引いていきます。
引ききると画面も暗くなり、街も止まります ーー
枕元の端末が、朝まで光り続けないように。
ふれれば、また元の刻から。
■ 眠るための夜
街のあかりがまちまちに点り、遠くで電車が最終へ向かいます。
空には満ち欠けする月と、街あかりの少ない夜ほど深く見える天の川。
画面を伏せても、音は鳴り続けます。
■ 音
アンビエント、Lo-fi、オルゴール、環境音のみ ーー 四つから選べます。
すべて端末の中でその場で生まれ、二度と同じ演奏はありません。
街ごとに楽器が変わります。京都は箏と尺八、大阪は三味線、那覇は三線。
音には、鳴っている場所があります。
波は海のある方角から届き、街を回せば波音も回る。
カラスは、いま飛んでいるその方角から鳴く。
カラスも蝉も雷も、本物の録音を解析してつくられています。
■ 移ろう空
快晴、薄曇、霧、雨、夕立、雪、吹雪。
空はひとりでに移ろい、同じ景色には二度と会えません。
札幌の冬には雪が降り積み、那覇にはスコールが通り過ぎ、
京都の盆地には夜明けの霧が立ちます。
雨が上がったあと、ごくまれに ーー 虹。
■ ことば
季節と時間帯に寄り添う短い詩が、字幕のように流れます。
今日という日には、二十四節気の名前が添えられます。
■ めったに会えない来客
深い夜の流れ星。キタキツネ。夏の京都の送り火。
冬の沖縄のザトウクジラ ーー 条件が揃った、その時にだけ。
情景も音もすべて端末の中で生まれ、オフラインでも動きます。
広告も、通知も、データ収集もありません。